欧州外交問題評議会(ECFR)の最近の調査によると、ヨーロッパ人の26%がトルコを敵対国と見なしている。2021年4月の17,231人の参加者との電話インタビューを通じて、EU12カ国(オーストリア、デンマーク、フランス、ドイツ、ハンガリー、イタリア、オランダ、ポーランド、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、ブルガリア)で「自信の危機:ヨーロッパ人が世界で自分の居場所をどのように見ているか」という世論調査が行われた。
この調査の結果では、トルコは「必要なパートナー」よりも「敵対国」と見なされる唯一の国であることが明らかになった。調査によると、15%がトルコを競争する必要がある国「ライバル」と見ているが、トルコを共通の価値観と利益を持つ「同盟国」と考えているのはヨーロッパ人の4%に過ぎなかった。
トルコを敵対国と考えるヨーロッパ人の割合は、スウェーデンで40%、ドイツで41%、デンマークで42%、オランダで45%に上昇している。それらの国から1,015人、3,080人、1,012人、1,008人が、それぞれ世論調査に参加した。
ヨーロッパ諸国民のトルイコ嫌いが、現実的な問題からなのか、宗教の違いからなのか、歴史的な負の遺産からなのかは不明だが、現在でもトルコ人がヨーロッパに移住していることも、問題なのであろう。