中央アジアにあるキルギスで事件が起った。この国で1992年以来学校設立と運営の中心人物であるオルハン・イナンドゥが拉致されたようだ。彼はキルギスで活動するトルコ・キルギス・サパト学校ネットワークの創設者で社長を務めていた。
今懸念されているのは彼がトルコのスパイ期間によって拉致されたのではないかということだ。オルハンイナンドウの家族はすぐに、キルギス警察に失踪について通知し、彼の所在に関する緊急の調査を要請した。
「彼のジャケットと2台の携帯電話が車の中にありました。「私には目撃者はいませんが、彼が誘拐されトルコに連れて行かれたと思います、そして、私は彼の安全を心配しています」と、イナンドゥの妻レイハンは火曜日のプレス声明で語っている。
この組織は16の高校、1つの国際大学、1つのインターナショナルスクール、3つの小学校が学校ネットワークの下で運営している。その成果を高く評価され、イナンドゥは2002年に「キルギス共和国の教育の卓越性」の称号を受け取り、2003年にキルギス共和国の名誉ディプロマとキルギス共和国のダンクメダルを授与されている。
キルギスの学生とその両親の数十人は、火曜日にビシュケクのトルコ大使館の前に集まり、キルギス語とロシア語で「イナンドゥ氏はどこか」と書かれたプラカードを持って集まった。
イナンドゥが大使館の建物に収容されていたことを、示唆する報告があった。イナンドゥはキルギス共和国の市民でもあります。家族に近い人々は、ビシュケクのマナス国際空港で、定期便に記載されていないプライベート・ジェット機が待っている、と語っている。
この教育組織はギュレングループに属しており、おかかでも2016年のクー0デター未遂事件以来、20万人が逮捕投獄され尋問を受けている。このギュレン組織はフェイトッラー・ギュレンが中心になっており、彼の甥であるセラハッティン・ギュレンも、ケニアでトルコ情報機関に拉致され、トルコに連れ戻されている。
この二人の人物が、今後トルコ政府によって、どう裁かれるか分からないが、刑務所に送られ、拷問を受けるであろうことは、ほぼ間違いあるまい。このギュレン団体の学校は日本にもあり、日本でもメンバーの拉致事件が、起るのではないか心配される。