トルコのリビアへの輸出は、2021年の最初の4ヶ月間で、前年比58%増加し、8億2600万ドルに達した。トルコ全体の輸出は今年1月から4月にかけて33.1%増加したが、このリビアの増加は58%に達し、一般平均のほぼ2倍に達した、とトルコ外交経済委員会(DEIK)のトルコ・リビア評議会のムルタザ・カランフィル会長は述べた。
リビアは、ムアンマル・カダフィ体制の崩壊と、それに続く混乱以来、過去10年間のインフラ破壊と混乱状況のために、特に蓄積されたニーズを抱えており、迅速に解決する必要があると強調した。
トルコの優位性については「トルコの請負業者は、リビアの再建のための、インフラと上部構造の両方の面で、重要な義務を負っています」と、カランフィルは発言した。トルコの投資家が今後数年間で、リビアでより大きな役割を果たす、可能性のある分野には、エネルギー、防衛産業、食品、リサイクル、化学物質などがある。
同国の人口は600万人だが、多くの製品が市場に参入し、インフラが確立されれば年間100億ドルの輸出は夢ではなくなろう。
また、リビアはアフリカ大陸への入り口であることを強調した。彼らはリビアに国際物流拠点を設立するための、イニシアチブを続けていることを知って、彼は「トルコの輸出は、この物流センターからアフリカ53カ国と、人口10億人に簡単に到達できるだろう」と語り、金融評価段階にあるこの基盤は、完全に地元の資源を通じて構築されるだろう、と付け加えた。
どうやらここにきて、トルコのエルドアン大統領が投資した、戦争代金の元が取れそうな気配が、出てきたようだ。リビアは産油国であり、決して貧しい国ではないことを考えると、何時の時点かでは、採算が取れるかもしれない。
リビアは古くからアフリカへの入り口、と呼ばれていた。それはヨーロッパのアフリカ員出の玄関口、ということだったが、いまではリビアがトルコのアフリカ進出の、入り口になりそうな気配だ。