イエメン軍はサウジアラビアのナジュラーンで報復、ミサイルによる無人機攻撃で、デリケートな標的を攻撃している。
イエメン軍の発表するところによれば、サウジアラビアのリヤド政権の壊滅的な軍事作戦と、貧しい隣国に対する不自由な封鎖への報復として、サウジアラビア南西部の都市ナジュラ-ンの「デリケートな標的」に十数発の弾道ミサイルと、無人機を発射したということだ。
イエメン軍のスポークスマン、ヤヒヤ・サ―レハ准将は、ミサイル部隊と空軍がバドルとミサイルタイプの7つの弾道ミサイルと、5機のカセフ2kドローンを使用して、大規模な共同作戦を行ったと語った。報復攻撃は「アラムコ施設、ナジュラーン空港、ナジュラーンのデリケートな標的」を攻撃した模様だ。
サーレハ准将はまた、この作戦は「侵略のエスカレーションとイエメン国民に対する全面的な包囲に対する、正当な対応の枠組みの中に入る」と指摘した。イエメンのミサイルと無人機が高精度で、指定された目標を撃ったと、アル・マシーラのテレビネットワークが報じてる。
イエメン軍は、2015年3月にサウジアラビアが、多くの同盟国と協力して開始した、血まみれの戦争に対して、米国や他の幾つかの西側諸国からの武器と、物資支援を受けて、サウジアラビア国内の標的を定期的に攻撃にしている。
基地は、イエメンと国境を接するアシール南西部のカミス・ムシェイト市の近くに位置している。サウジアラビアの目的は、サウジの支援を受けた旧政権にイエメンが復帰し、イエメンで本格的な政府が無い中で、国政を運営してきた人気のホウシ・アンサルラ運動を鎮圧することだった。
サウジアラビアはイエメンを死の瀬戸際に追いやり、何万人もの罪のない人々を殺害し、貧しい国家のインフラを破壊した。現在、イエメンの人口の80%(1,240万人の子どもを含む)が、人道支援を必要としている。
イエメン軍は、長引くサウジアラビアの戦争と、包囲が終わるまで、サウジアラビアの標的に対する報復攻撃を、続けることを誓っている。