『ハマース強気発言』

2021年5月14日

 パレスチナのガザ政権ハマースは、強気な発言をしている。曰くイスラエルの侵略行為に対する反撃はまだ「主要武器」を使用しておらず、古い防衛装備を廃棄するためだけに使用している、と述べている。

ハマスの副リーダー、サレハ・アル=アロウリは、イスラエル占領地域に向かって、グループの軍事翼であるイッザディン・アル・カッサ-ム旅団によって、発射されたロケット弾は古いものだと述べた。

「我々はそれらを廃棄したい(古いロケット)。カッサ-ムの主要武器はまだ明らかにされていない」とパレスチナ当局者は述べ、双方の最新の戦闘再開でイスラエルの敵を、まだ待っている、というニュアンスで述べた。

 占領下の東エルサレム・アル・コドスの、旧市街の不安定なシェイク・ジャラ地区で数十人のパレスチナ人を、自宅から追放するという、イスラエル政府の計画をめぐって、ここ数週間パレスチナ人たちは、激怒している。

 これまでに、イスラエルの空襲の結果、女性や子供を含む少なくとも、73人のパレスチナ人が命を落とし、480人以上が負傷した。イスラエル軍は、パレスチナ人、特にすでに不自由なイスラエルの包囲下にある、ガザに住む人々に対する犯罪をめぐって、世界的に非難されている。

 月曜日の夕方以来、ハマ-スはイスラエル軍の推定によると、ガザから約1,500発のロケット弾を発射した。イスラエルの医療当局者は、パニックに見舞われた占領地で7人が死亡したと述べ、イスラエル政府の自慢の「アイアン・ドーム」ミサイル・システムが、大規模なロケット火災に直面して、惨めに失敗したことを示唆している。

 イスマイル・ハニヤは、占領下のエルサレム・アル・コドスと、封鎖されたガザ地区に対するシオニスト政権の侵略を、直ちに終わらせる必要性を強調した。占領地の各地に対するパレスチナの抵抗派による、激しいロケット攻撃に言及し、「イスラエル政権は我々から何か新しいことを見い出して、襲撃を続けたいなら、我々はより多くの攻撃を行うだろう」と語った。

また、イスマイル・ハニヤは「抵抗は、アル・コドス、ガザ地区、そしてあらゆる場所で、イスラエル政権が犯した犯罪に対応する」と付け加えた。そして、アメリカについてはアメリカ政府に、パレスチナ問題における、中立性を証明するよう促している。と述べている。