IS(ISIL)がイラク北部で、元気を取り戻しているのであろうか。そうは言ってもまだ細々、と言う感じではあるが、しぶとく戦闘を続けているようだ。IS(ISIL)はモースルから追い出された後、他の都市からの追い出され組と、一体化したようだ。
いま戦闘が主に起こっているのは、エルビルからキルクークに繋がる、地域のようだ。この地域での戦闘で、クルド側ペシュメルガは3人が死亡し、2人が負傷した模様だ。クルド地域のシェイク・ジャーファル・ムスタファ副大統領は、イラク国防省に対して、ぺシュメルガ軍と連帯して、戦って欲しいと要請した。
バルザーニ大統領も同様に、IS(ISIL)の行動に神経を尖らせており、この地域はIS(ISIL)が活発化してきている、と警告を発している。いま必要なことは、イラク軍とペシュメルガが共同の部隊を構成し、IS(ISIL)に対抗することだということだ。
バルザーに大統領は「我々は再び、(イラクの)議会、イラク連邦政府、ダーシュ(IS)に対する世界的な連合に対し、これらの地域がもはやダーシュによるテロリストの移動の、回廊として使用されないように、紛争地域におけるペシュメルガとイラク軍の、共同部隊の設立に円滑に取り組むよう求める」と語っている。
アメリカ軍の動きはまだニネベとペシュメルガに、治安部隊支援旅団部隊を持ち、ラインにまたがるのを助けている。アメリカ軍によるIS(ISIL)に対する空爆が行われてもいる。例えば、マフムールの地域では、アメリカ陸軍の第3治安部隊支援旅団がイラクで、地元の治安部隊を訓練し、助言し、支援し、可能にする任務に就いていた。
あまりはっきり分からない状況だが、クルドのペシュメルガ部隊とイラク軍アメリカ軍の強力作戦が動き出しIS(ISIL)を追い込んでいるのであろう。