『トルコがIS幹部を逮捕』

2021年5月25日

トルコでIS(ISIL)の幹部の一人が逮捕された。彼の名はムスタファ・アブドゥルワブ・マフムードと特定されている。1999年に生まれの容疑者は、シリアから逃れた後、イスタンブール郊外で他の3人と共に拘束された、と報告書は伝えている。

起訴状は、彼が自殺ベルトや様々な爆発装置を、作ることを専門としており、シリアのISILに加わったと報じている。彼はまた、ソーシャル・メディア・アプリTelegramを通じて爆発物に関するコースを、ISILのメンバーに与えたと言われている。

イスタンブールの最高検察庁は、テロ集団のメンバーとムスタファ・アブドゥルワブ・マフムードの爆発物取得の容疑で、39年に兄のスレイマン・アッサーニと2人のシリア人、ヌールディン・アルカダルとアハマド・アッサーニに対して、15年の刑を求刑している。

彼は彼の動きを追跡している、米国の諜報機関からのヒントで拘束された、とメディアは伝えている。彼が米国の利益に対して、トルコ国内で攻撃を企てていたと考えられている、と付け加えた。

当局は、彼が今後、未知の新年のお祝いの間に、セキュリティ・ユニットを標的にするつもりだったと考えている。今月初め、アンカラ当局は元IS(ISIL)指導者アブバクル・アル・バグダディの右腕と特定された、ISILメンバーを逮捕した。2013年、トルコはIS(ISIL)をテロ集団と宣言した最初の国の一つとなっていた。

トルコはその後、テロ集団から複数回攻撃を受けており、少なくとも10件の自爆テロ、7件の爆弾攻撃、4件の武装攻撃で300人以上が死亡し、数百人以上が負傷している。これに対し、トルコはさらなる攻撃を防ぐために、国内外でテロ対策活動を開始していた。

あまりはっきりしない情報だが、トルコが今でも国内で、IS(ISIL)対応に真剣に取り組んでいることは分かろう。