エルドアン大統領の新民族主義同盟国であり、国土党(VP)の党首であるドウ・ペリンチェクは、一連のYouTube投稿でソユル内相や他の政府当局者の犯罪行為を、非難してきた悪名高いマフィアのペケルの本当の標的はトルコとエルドアンである、と主張している。「本当のターゲットはソユルではなく、トルコとエルドアンが彼を通してです」と語った。

彼は米国と提携する「軍隊」を取り締まり、(トルコ政府の公式の地位から)彼らを解雇するからだ」とVPリーダーのドウ・ペリンチェクは主張した。ペリンセクは、1984年にトルコ国家に対して武器を取った、非合法なクルディスタン労働者党(PKK)と、トルコ政府が信仰に基づくギュレン運動をテロ組織と呼ぶ、軽蔑的な用語「FETÖ」とつながりがあることを暗示し続けていた。

かつてエルドアンの支持者であった、トルコで最も強力なマフィア・グループの責任者であるペケルは、5月初旬からYouTubeに投稿した動画を通じて、同国の政治的アジェンダを設定しており、その最新の視聴者数は日曜日から、1300万人以上に達した。

ドバイに逃れたペケルは、国家とマフィアの関係、麻薬密売、予党(AKP)政府の当局者に関係する殺人について衝撃的な暴露を行っている。ソユル内相が2020年初めに、ペケルがトルコから逃れる前に、彼に対して捜査が準備されていることを、彼に通知することによって、彼が警察の起訴を避けるのを、助けたと主張しました。

マフィアのボスはさらに、ソユル内相は以前、彼とエルドアンがペケルを「好き」と人々に話したと語っている。これらの発言で、エルドアン大統領の政府を不安定にした、政治的津波を引き起こし、特に内務大臣は暴露された。元首相、最高幹部、その親族を含むエルドアングループにペケルが投じた告発は、汚職や麻薬密売から強姦や複数の殺人に至るまで多岐にわたるものだった。

ペケルは詐欺や犯罪組織の運営を含む、複数の犯罪で有罪判決を受けた、超国家主義者だ。彼は起訴を避けるために昨年トルコから逃れ、現在はアラブ首長国連邦に住んでいる。

エルドアン大統領は水曜日、組織犯罪への取り組みに関する、政府の記録を強引に擁護した。「我々は19年間、犯罪組織を一つずつ粉砕してきた」とエルドアン大統領は議会で述べた。「私たちは、犯罪集団のメンバーが世界のどこにでも、逃げる可能性があります。ヘッドは転がっていないし、ペケルの反英雄的立場は、まだ安全であるように見える。エルドアンは、彼が彼のナショナリストの大臣と「並んで」立っていると主張している。

ペケル（49歳)はすでに7本の動画を、YouTubeアカウントに投稿しており、それぞれ約1時間の長さで、最新の日曜日に投稿された動画は1,400万回以上再生され得いる高い人気を集めている。

ペケルはユルドゥルム元首相の息子エルカンが、国際的な麻薬ルートを仕切っていたと非難している。彼はまた、メフメト・アアール元内相が1996年の著名な捜査記者殺害事件に関与したとも主張している。

ペケルはまた、ソユル内相が嘘をついていると非難して、彼の反応をライブ・ツイートした。しかし、ペケルが愛情を込めて「兄弟タイイップ」と呼、エルドアンに対する攻撃はなく、大統領の内輪が彼を暗闇の中に閉じ込めていると非難している。

多くの人々は、ペケルが言うことの多くが真実である、と確信しているように見えます。「それは欠けているかもしれないし、間違っているかもしれないし、軽微な間違いがあるかもしれないが、私はこの情報に注意すべきだと信じている」と、元警察幹部のハネフィ・アヴチュは月曜日にSözcu TVチャンネルに語っている。

こうした政府とエルドアン大統領に関する、大スキャンダルが広く報じられることは、エルドアン体制が大分ぐらつきだしていることを意味していようし、その裏には相当の大物が控えているということであろう。