『イスラエルのトルコ評ぼろくそ』

2021年4月26日

 トルコとイスラエルとの関係は、中東諸国のなかにあって、最高と言えるほど親密であった。しかし、ここ数年、次第に関係は悪化している。いまでは犬猿の仲と言っても、言い過ぎではあるまい。

 そんなイスラエルとトルコとの仲を示す記事がエルサレムポストに掲載されているのでご紹介しよう。これはアメリカの意見でもあるようだ。

 曰く

エルドアン政権下で、トルコはジャーナリストの世界有数の刑務所となった、

ほぼすべての批判的なメディアを排除した、

多数の学生を投獄した、

同性愛者の権利活動家を攻撃している、

海外の女性活動家を不法に引渡ししている、

難民や批評家を押しつぶしている、

ツイートで人々を逮捕している、

様々な政府の役割から約20万人を粛清した、

侵略と民族浄化を開始した。

シリアのクルド人都市の一部をブルドーザーで破壊した、

イラクのヤズディー虐殺生存者を脅迫した、

アゼルバイジャンでアルメニア人を攻撃する傭兵を送った、

リビアに武器や傭兵を送った。

与党AKP党の下で、トルコはエジプト、イスラエル、アラブ首長国連邦、ギリシャ、アルメニアなどを含む中東と地域のほとんどの国を脅かしている。

海外に軍事基地を増やしている、

武装ドローンを開発している、

2020年にギリシャを攻撃すると脅している、

イスラエルとナチスドイツを比較している、

多くのヨーロッパ諸国がナチスのようなものだと非難している。

ヨーロッパで政治集会を開き、極右のイスラム主義者を過激化させている、

フランス大統領、イスラエル大統領、ギリシャの指導者、バイデンを含む他の多くの世界の指導者を中傷している、

批判者に対する戦争や攻撃を脅かしている。

 まあ上げればキリがないんだろうが、ここまで来るとトルコとイスラエルとの関係が簡単に良くなるとは思えない。それはトルコにとっては損であろう。