ドイツ連邦政府は、9月に入国したトルコ国民を、自治体の社会プロジェクトを装って、公式の灰色のパスポートを使用した。これは明らかな詐欺で拘束するよう、連邦警察に命じたと、ソジュツ日報が火曜日に報じている。
トルコ人たちはドイツに入国した後に分散し、グループは5人がしばらくして亡命を申請し、トルコの正義発展党(AKP)政府が、クルド人である彼らを抑圧している、と主張した。
トルコの地元メディアによると、トルコ内務省は、彼らが国外に逃げるのを助けるために、法的に適格ではない人々にサービス・パスポート(灰色のパスポート)を提供したとして、6つの自治体への調査を開始したと発表した。
6つの自治体のうち3つは、主要な野党共和党人民党(CHP)によって運営され、1つはIYI(良い)党によって、もう1つは正義発展党(AKP)によって運営されているということのようだ。
バルケシル県のギョメチ、アドゥヤマンのゲルバシュ、ブルドゥールのイェシロワ、ヨズガットのイェーコイ、シャンルウルファのスルチ、オルドゥのコーガンの自治体が「ダンス、カルチャーツアー、青少年プログラム」の名目で、市民社会団体と協力して、人々を海外に派遣したと述べた。
同省は、自治体がこれらの人々に灰色のパスポートを、提供することを許可する規制は、新しい法律が可決されるまで、それがさらに虐待されるのを防ぐために停止されたと言っている。
トルコ内務省は、2020年9月15日から27日の間に、ドイツのメガキリットGmbH社が開催したワークショップ「環境に良心的な個人を育てる」に参加した後、トルコに戻ってこなかった40人以上の人々に対する、調査を開始した。
トルコのメディアの報道によると、マラティヤ・ワールド・オブ・パーソナル・ディベロップメント・アソシエーションのメンバー、イェシリルルト副市長のシャヒン・オザーとベキール・カラクシュが出席した12日間のイベントの参加者は、2人しか帰国しなかったということだ。
マラティヤ東部のイェシリュウルト市が、2020年11月に環境ワークショップに参加するために、ドイツに派遣された45人のうち、43人が旅行から戻らなかった、との報告を受けて、最初の行動を取った模様だ。この出来事を巡り、イェシリュルト市での事件の調査の一環として、副知事と人口登録と市民権の総局長を含む、4人が停職処分を受けている。
トルコではクルド人やアラウイ教徒などが、不当な弾圧を受けていることから、彼らは国外に逃れる方策を講じている。今回の事件はその一部であろう。それ以外でも、トルコ人のなかには、ドイツなどヨーロッパ諸国への亡命を、求めている者が多いことは、知られている。
トルコでこうした事件が頻繁に起こっているのは、トルコ政府の弾圧政策や、経済苦などからであろう。トルコ政府の経済政策や民主化政策の、失敗の結果ではないのか。