イスラエルはシリアの北東部で採掘した、盗掘石油をクルド・ミリシアから安価な価格で、購入している。これはアメリカ軍の支援を受けた、クルド・ミリシアが取引相手であり、アメリカはその結果、クルド・ミリシアとイスラエルを支援する、結果となっている。
現在、クルド・ミリシアはアメリカ軍の支援を受け、シリアの領土の4分の1を、支配下に置いている。
シリア政府軍は、かつてテロのクルド・ミリシアによって支配された、多くの地域を奪還し、北西部イドリブ県と近隣のアレッポ県の地域で、最後の要塞で武装勢力との戦いを進めていた。
イスラエルの報告書によれば、シリア危機の開始は、イスラエルにシリアのバッシャール・アル・アサド大統領の政府を、打倒する機会を与えていたが、イスラエルはチャンスを逃したと述べた。イスラエルに加えて、米国はダマスカスの許可なしに、米国の支援を受けたクルド・ミリシアと署名した協定の下で、シリアの石油を略奪している。ということだ。
この問題について、元シリアのバッシャール・アル=ジャファリ国連大使は昨年、デラウェア州に本拠を置く、デルタ・クレセント・エナジー社が「シリアの石油を盗み、シリア国家からシリア国民のいる、人道状況を改善し、生活のニーズと復興を、提供することを目的として、クルド・ミリシアと契約を結んだ」と述べている。
また、シリアのバッサム・トーメ石油・鉱物資源大臣は3月18日、米国とその同盟組織タクフイール・テロリスト集団が、戦争に苦しむアラブ諸国で、石油を略奪していると述べ、アメリカ政府は石油が豊富なシリア北東部の、原油埋蔵量の90%を支配していることを明らかにした。
バッサム・トーメ石油・鉱物資源大臣は、シリアの石油セクターへの、直接的および間接的な損害のコストは、920億ドル以上に達していると述べた。これではシリアは相当経済的に、苦しくなって当然であろう、何処にアメリカの正義があるというのか。