トルコでコロナが激増している模様だ。この時期にはトルコには行かないことが、最善の対応策であろう。実情はどうかというと、イスタンブールのレートは251を超え、前週の178人から増加し、首都アンカラでは68から107、西イズミル州では78から111を超えている、という報告が出ている。
これは10万人に対するコロナの発症数値の様だが、酷いとしか言いようがないのではないか。保健省の科学委員会のセマ・クルトゥファン・トゥラン教授は「我々は、第三の波に向かって動いている、コロナの発生の最も困難なエピソードの一つを、通過しています」とヒュリイェット紙に語っている。
理事会のもう一人のメンバーであるレヴェント・アクン教授は、ウイルス変異体が非常に急速に広がっていることを指摘している。こうしたことから、葬儀を含む人の多数集まることを、避けなければならない、ロックダウンの情況に陥るということだ。
現在トルコでは平日の門限は、81の州で実施されており、レストランやカフェは、50%の定員であり、午後7時まで営業が許可されている。そうは言っても、やはりトルコ人も規制が嫌いなのであろう。
全国で3月15日から3月22日の間に、約23,000人が夜間外出禁止令とロックダウンに違反して捕まっている。3月19日、92,000人近くの政府職員が、企業がウイルス対策に準拠しているかどうかを確認するために、全国的な検査を行ってもいる。
政府のチェックの一環として、81,000軒のレストランやその他の飲食店、約67,000のショッピングセンター、スーパーマーケット、食料品店、肉屋、26,000台の市内公共交通機関の車両が、検査された。
トルコは観光立国であることから、今回のコロナ激増は直接的に、経済に悪影響を及ぼそう。それは政治に対する不信と、反政府の雰囲気を、生み出す危険性もあろう、