トルコの中央銀行が金利を引き上げることを決定した。それによると新しい金利は、19パーセントになるということだ。
先月の段階では金利が15,6パーセントに、達していたということだ。このため、トルコ政府としては金融引き締めが必要であり、今回の決定に至ったということのようだ。
金利の引き上げにより、今後物価が安定していくものとみられると政府は言うのだが。
こう説明を聞いているともっともらしいのだが、自際は別のところに、今回の金利引き上げは、関わっているのであろう。
膨大な対外債務を抱えるトルコは、外資を導入しなければ、破産国家になってしまう、というのが実情だ。
そのため、外国からのトルコヘの投資を呼び込むために、高金利策を打ち出したものと思われる。
その付けを背負うのは、国民ということになろう。これでトルコの経済はますます、どつぼにはまっていくのではないのか。戦争による国威発揚、そして戦争によって利益を得ようというエルドアン大統領の政策は、うまく行きはすまい。