アメリカ軍が大量の武器や軍事物資を、イラクからシリアに持ち込んだ、という情報が伝わってきている。これはイラクの北部のクルド自地区から、シリアの北部に運ばれたものだ。
その内訳は武器、四輪駆動車、物流機器、燃料などだ、ということのようだ。これらの物資は、M4国際高速道路を通り、シリア北東部のハサカ県と、アメリカ軍の基地のデルズール県に運ばれたようだ。
アメリカ軍はシリアの北東部に基地を持っているが、この基地はシリアの石油を盗むためのものだ、とシリア政府は非難している。上院外交委員会への証言の中で、ポンペオは、アメリカの石油会社が、いわゆるシリア民主軍(SDF=クルド民兵))の武装勢力によって、支配されているシリア北東部で、働き始めることを確認している。
この武器搬入と同時に、シリア政府はハサカから数十トンの穀物を積んだトラックが、イラクに向けて出発したとも伝えている。米国はルクバン難民のために割り当てられた国連援助を押収し、テロリストの間でそれを配布するとロシア、シリアは非難している。
ロシアとシリアは、米国はルクバン難民のために割り当てられた、国連人道援助品を押収し、タクフィリ(ISなどイスラム原理主義者たち)のテロリストの間で、それらを配布すると言っている。
アル・ヤルビア(テルアビヤドか?)の街の地元の情報源を引用して、タル・アロウ村のサイロから、小麦を積んだ10台の軍用車両が、ワリード国境交差点を越えた後、イラク領土に向かったと報告している。この情報筋は、トラックは米国主導のミリシアの武装勢力によって、護衛されていたと付け加え、説明されている。