；イスラエルが地中海を航行する、船舶（主にタンカー）を標的にしている、という情報が流れている。これはイランのタンカーであり、その数は１２隻だというのだから、とんでもない話であろう。タンカーが破壊されれば、大量の石油が流出し、海は汚染されることにもなろう。

　この攻撃には海軍の兵器が使用され、そのなかには水鉱山（？）も含まれている、ということのようだ。船舶には主に石油が積載されているが、それ以外に武器も積まれていたようだ。

　イランのタンカーはスエズ運河を通り、地中海に出て最終地は、シリアの港だったようだ。２０１８年から２０１９年の間に、シリアはイランから１７００万バーレルの石油を、受け取っており、それは目的地を誤魔化したり、沖合いで積み替えたり、老朽船を使うことにより誤魔化していたようだ。

：イスラエル政府はアブダビとの関係を重視している。それはイラン対応で、同じ立場に立っているからだ。ヨルダンのアリー・ビン・フセイン王子はアラブ首長国連邦を、裏切り者と非難している。述べるまでも無く、それはアラブ首長国連邦が、イスラエルとの関係を開いたことを、非難したものだ。

　イスラエルにして見れば、イランに敵対するという立場は、イスラエルもアラブ首長国連邦も同じ立場であり、両国の協力には意味がある。そして、イスラエルと湾岸諸国の対イランでの協力は、アメリカの歓迎するところでもあった。