『エルドアン義理息子時代にトルコは外貨を激減』

2021年3月11日

 エルドアン大統領の義理の息子ベラトが、財務大臣時代にトルコは、大幅な外貨売出しを実施したため、中央銀行は大幅な外貨不足を、生み出していた。2019年から2020年に、トルコの中央銀行は準備金から、1280億ドルを売り出している、と野党は主張。

 野党、国民、専門家はその1290億ドルが何処に消えたのか、説明しろと政府に迫っている。このことについて、エルドアン大統領はベラトがドルを放出したのは、パンデミックを防ぐ目的であり、トルコ・リラを安定するためだった、と説明している。

 昨年だけで、トルコ中央銀行の外貨準備額は、4分の3減少しており、説明が不十分ということになる。しかし、エルドアン大統領は義理の息子ベラトを擁護し、「彼らはお金がどこにあるかにハング・アップしています。お金は人民財務省と中央銀行にあります。何も失われていない」と、野党の政治家に説明している。

 しかし、銀行のデータによれば、TCMBの純外国為替準備金は、2月26日時点で、139億3000万ドルということだ。加えて未払いのスワップは3月9日時点で、406億7000万ドルとなっている、ということだ。

 最近、その問題の中心人物であるベラトが、閣僚職に復帰するという噂が流れており、それに先立って、エルドアン大頭領がベラトを、擁護した発言だったと思われる。しかし、これでは消えた金の説明にはなっていまい。