『中東短信』

2021年3月 8日

:リビア代表エジプト外相に謝意

 日曜日にエジプトのシュクリ外相はリビア代表に対し、外国軍と傭兵のリビアからの排除を強調した。そうすることによって12月24日に予定されている、リビア議会議員選挙を進めたいと願っている。

 リビア西部のGNA政府は、東側政府LNA寄りの外人傭兵を、追放すべきだと強調している。

 2014年に選出された200人の議員のうち、今度のシルテでの会議に、何人が出席するか未だに不明だ。現在までに75人が出席しているが、一部の議員は死亡し、他の議員は辞任し、一部は会議をボイコットしている模様だ。

 なおこの会議に先立ち、エジプトを訪問した代表団のリビア首相は、シーシ大統領と会談している。

 

:トルコ支配のシリア精油所攻撃を受ける

 シリア国内のトルコが支配する地域にある、精油所が攻撃を受け4人が死亡し、20人以上が負傷したと伝えられている。この攻撃はロシアの艦艇と、シリア政府軍によるものだと見られている。

 トルコとシリアの反政府側の所有する、タンクローリーが炎上している、ということのようだ。ジャラブルスとアルバーブで起きた攻撃では、4人が死亡し、24人が火傷をしているようだ。

 このタンクローリーの火災で、政府の消防隊は180台のタンクローリーの火災を止めるために、長時間を費やしたようだ。もちろんこの火災について、ロシア政府もシリア政府も責任が無い、と主張している。