『イエメンのサウジアラビア空港攻撃』

2021年3月 4日

 サウジアラビアのアブハ国際空港で、新たな無人機攻撃が開始されたと伝えられた。イエメンのヤヒヤ・サ―レハ准将は、火曜日の夕方に、自身のツイッターに投稿した声明の中で、イエメン軍と大衆委員会の同盟軍戦闘員が、自国製のカセフ-2K(Striker-2K)戦闘ドローンを、作戦に使用したと述べ、サーレハ准将によると、無人航空機は空港で、軍用機の格納庫を、正確に撃ったということだ。

イエメン軍部隊と人気委員会の戦闘機が「第5回バランス抑止作戦」の一環として、15台の無人航空機(ドローン)と弾道ミサイルで、サウジアラビアの領土を攻撃した。サーレハ准将は日曜日の記者会見で、サウジアラビアの首都リヤドの重要な位置と場所は、ゾルファカール弾道ミサイルと9機のサンマド3(無敵3)戦闘ドローンで、攻撃さたれたと語った。

彼は、6機のカセフ-2K戦闘ドローンも、サウジアラビア南西部アシル県の、アブハとハミス・ムハイトの市内で、指定された軍事目標攻撃を、達成したとも語っている。

イエメン軍は、タイズでサウジ主導の武装勢力に、大きな損失を与えている。これとは別に、イエメン軍と同盟国の人気委員会の戦闘員は、イエメン南部のタイズ県での作戦中に、サウジ主導の武装勢力に、大きな犠牲者を出しているということだ。

 イエメンがサウジアラビアと戦争を始めたのは、2015年3月のことだが、それはハーデイ大統領を復帰させるという、サウジアラビアの構想に基づくものだった。しかし、アンサールッラー軍の抵抗で、このサウジアラビアの目標は、未だに達成されていない。

 アメリカはホウシ派などのテロリスト指定を、解除する方針だが、未だに現していない。それは困難を極めるからであろう。そこでアメリカが採ったのは、イエメンの二人の人物、海軍長のマンスアル=サアディと、イエメン空軍と防空部隊のアフマドアリアフサンアル=ハムジ司令官を、標的にするというものだった。

 つまりバイデン政権は困難を避けるために、ごまかしのイエメン対応をした、ということだ。これで困るのは、サウジアラビア政府であろうが、それは案外アメリカの、狙っているところかもしれない。