トルコの主要な議員グループが、アメリカの上院議員グループを批判している。それは、アメリカの上院議員グループが、バイデン大統領に送ったトルコ批判の内容の、書簡をめぐるものだ。
これにはトルコの87人の議員が加わっており、彼らはアメリカ上院議員たちが、トルコに対する敵対的な書簡を、バイデン大統領に送った、ということを巡って批判しているのだ。これに対してトルコ議員たちは、根拠の無いトルコに対する、誹謗だと憤っている。
加えて『我々の国内外の政策を標的にすることは、アメリカとの戦略的パートナー・シップや、NATOの下での同盟関係と、一致しない』とも語っている。
トルコの議員たちは『建国以来、トルコ共和国は法の支配に基づく、完全に独立した近代的な民主主義国家であり、人種や肌の色に基づいて、市民に対する差別をすること無しに、常に無条件に勝つことを保証する』とし、このことをまだ認識していない政治家のグループが、同盟国や友人のなかにいる」と驚きを表明した。
このアメリカのバイデン大統領宛書簡は、民主党のロン・ワイデンと共和党のマルコ・ルビオが書いた書簡であり、トルコのエルドアン大統領が「ますます独裁的な道を歩んだ」「国内の反対を疎外した」だけでなく、「沈黙または協力した批判的メディア」と偽って主張している。
アメリカの上院議員がFETO『ギュレン・グループ』への中傷を強化することは、クーデター未遂との関係を否定する、米当局者の声明の誠実さに、疑問を投げかける偽善的な態度だ」とトルコ議員は述べた。
「署名者の上院議員に常識的な行動を求める一方で、我々は、トルコに危害を加えようとするFETOや、加盟国や他のテロ組織に対する我々の闘争で、我々を批判する代わりに、責任ある政治家が同盟国を、支持することを期待する」と付け加えている。
FETÖがトルコの機関、特に軍、警察、司法への侵入を通じて、国家を打倒する長期にわたる、キャンペーンの背後にいる、と非難している。トルコ当局は何年もの間、米国がペンシルベニア州の彼の住居から、ギュレンを引き渡すことを推し進めてきた。
しかし、そのトルコ政府側のギュレン奪還作戦は、未だに成功していない。問題はバイデン政権が発足して間も無く、こうした書簡がバイデン大統領宛に、出されたということだ。つまりアメリカの上院議員のなかには、トルコとの関係を悪化させたい、と考えているグループが存在している、ということだ、