韓国のタンカーがイランによって、没収されたようだ。これは拿捕とは報じられていない。従って、今後船舶が返還さえるかどうか不明だ。タンカーの名はハンクク・ケミでサウジアラビアのジュバイル港から、エタノールを積載して出航したようだ。
イランの言い分は、湾岸地域の海が外国船堰の船によって、汚染されているための措置、だということであり、それなりの正当性があろう。これと同様のことは、2019年にも起っており、その時はパナマ船籍の船だった。
この時は、イランのラクク島の南の海域で、拿捕されている。また、イギリスの国旗を掲げた船も、同様に拿捕されるという事件が、起こっている。この時の船はステナ・インペロ・タンカーであり、3万トンの油を積載していたようだ。
今回の韓国籍のタンカーには、韓国、インドネシア、ベトナム、ミャンマーの乗組員が乗船していたが、全ての乗組員はイラン官憲によって、連行されている。当面はホルモザン州の検察の監視下に、置かれることになるようだ。
イラン政府関係者は、同様のことが頻発しており、あくまでも海洋汚染を防ぐための、措置だと説明している。イラン関係者によれば、全く普通の出来事だということであり、特別な理由は無い、ということのようだ。
しかし、他方では韓国がイランの石油を輸入しても、その代金を相当貯め込み、支払っていないことが、今回の出来事に繋がっているかもしれない。真相はやがて明らかにされよう。