『PMU11人がISの攻撃で犠牲』

2021年1月24日

 イラクのバグダッド近くで、2018年月にPMU(ハシドシャアビ)戦闘員が、11人殺害された事件があった。攻撃はPMUの第2旅団を狙ったものだった。イラク議会の安全保障防衛委員会は、これらのテロリストはサウジアラビアの、アラー国境交差点から、入ってきていると発表している。

 イラクの治安専門家の間では、15000人のテロリストが、サウジアラビアからイラクに入ってきており、彼らがイラク国内でテロ攻撃を、かけているというのだ。そのうちの5000人は、特攻攻撃で既に死亡している、ということのようだ。

 また、340人は既に死刑判決を、受けているということだ。また、デイカール県のナーシリーヤ市の刑務所でのみ、死刑囚になっているということのようだ。

 気になるのは、15000人ものテロリストを、サウジアラビアがイラクに送り込んだという根拠は、何処にあるのか、またその目的は何なのか、ということだ。述べるまでも無く、こうしたテロ行為が実際に、行なわれているのであれば、イラクからのサウジアラビアに対する、報復テロも起こる、ということであろう。

 アラブで起こっていることは、全く複雑で分かり難い、このPMU(ハシドシャアビ)襲撃事件は、その典型例であろうか。