ハンガリー裁判所は2015年にシリアでイマームなどを殺害した、テロリストを終身刑に処するという判決を下した。彼はIS(ISIL)のなかにあって、暗殺者リストを作成することが役割であり、直接暗殺にはあまり、関わっていなかったようだ。
この終身刑判決で、彼は少なくとも30年は獄中に、置かれるということだ。どうも彼は部族長などの、処刑を命令する立場にいたようだ。彼の名前はF・ハサンで28歳ということだ。
当然、彼の場合仮釈放もなしに、投獄が決まったことから、弁護士は控訴する方針でいる。彼の主たる犯罪は、2015年にホムスの地域の指導者たちが、IS(ISIL)の味方になることを拒否したために、処刑することを決めたようだ。
検察官によればF・ハサンはアル・スフナの街で、イマームの斬首に参画していた、ということのようだ。同じ2015年5月には、アル・スフナで女性や子供を含む、25人を処刑している。
こうしたIS(ISIL)のメンバーがヨーロッパに流れており、今後、彼らによる犯罪が起ることを、ヨーロッパ諸国は警戒しているのであろう。
ヨーロッパだけではなく、IS(ISIL)発祥に地イラクでも、やはりIS(ISIL)は危険視されている。最近では、IS(ISIL)の活動が沈静化していたのだが、今度はコロナの拡大が社会に不安を与え、大問題になっているようだ。『一難去ってまた一難』ということであろう。