『ISに関する報道が増えている』
アメリカのニューヨークタイムズ紙は、シリアに於けるIS(ISIL)の残虐行為を、報じている。それによれば、IS(ISIL)は敵側の捕虜を吊るし、銃で射殺し、その後も、処刑した敵の心臓を剣で刺していた、ということのようだ。
こうした残虐行為が行なわれていたのは、IS(ISIL)がアルカーイダの行なったニューヨークのビル破壊以上のことを、したかったからだというのだ。実に馬鹿げた残酷な、話ではないか。
だが、この手の話は捏造の可能性もあろう。IS(ISIL)の活動地域に、西側のジャーナリストが命がけで入って行き、まともな取材できるとは、考え難いからだ。その報道が嘘であるとしても、その嘘を暴くことも、出来無いのが現実であろう。
読者側はと言えば、人質が出来るだけ残酷に、殺される場面を、期待する傾向がある。自身は安全な場所にいて、血の凍るような惨劇を読みたい、という悪趣味が大方の読者なのだ。
アルジェリアではIS(ISIL)が活動を活発化しているようだ。アルジェリアの北東部ジジェル県で、テロリスト掃討作戦をやっていて、アルジェリア軍は多数の捕虜を確保したが、そのなかには(ISIL)の戦闘員が、含まれていたというのだ。
ジジェル県のアンシル市に近い、タマンジャール地区での戦闘で、1994年にテロリストに加わった、アブ・ダフダーフ組織のメンバーが、その中に含まれていたのだ。12月始めの作戦では、ジジェル県のアルジェリア軍とテロ・グループとの戦闘で、軍人1人と3人のテロリストが死亡した、と報告されている。
この作戦で同地域に潜伏していた、イスラム原理主義者やアルカーイダが敗北し、アルカーイダ組織の拡大は防げたようだ。