『独土中のイラン投資が増えている』

2020年11月17日

 ドイツを中心としてイランへの、工業分野への投資が増えている、という報告が出ている。工業鉱山部門への投資が、3,43億ドルに達しているということだ。これらの投資はドイツを始め、中国やトルコからのものだ。

 75の投資案件がイラン人以外の投資家から出ており、投資総額は12億ドルだということだ。ドイツ露中国の投資総額は3,22億ドルであり、トルコとインドからの投資額は9870万ドルと6800万ドルということだ。

 投資先は石油生産、石油化学、ゴム、プラスチック製品ということのようだ。既にこれらの部門への投資は、外国の28社が名乗りを上げており、38の案件はイランとのジョイントベンチャーで進められる。

 投資案件はイラン南部のシスタン・バルチスタン地域、そしてインド洋に開けるチャバハール港近くだ。こうした外国からの投資がイランで動き出したのは、アメリカのイランに対する制裁が、バイデン時代に入り緩む、ということであろうか。