今週の金曜日に、ロシアの代表団がトルコを訪問し、トルコ側とカラバフ問題を、討議することになった。この会議では主に、合同モニタリング・センターの設置につい、話し合われる予定だ。
アゼルバイジャンとアルメニアとの間で起った、カラバフを巡る戦闘は6週間以上続き、その間に1400人が死亡している。その結果、アゼルバイジャン側がカラバフの領土を、奪還している。
現在、ロシアは1960人の兵員を、カラバフに送っており、戦闘車両やその他の武器も持ち込まれている。他方、確か、トルコ兵もアゼルバイジャンに、1000人以上送り込まれていたと思う。
チャウショール・トルコ外相はロシアとの間で、合同監視センターの設置について、討議すると語っており、この計画が実現の方向に、向かっているということだ。だが、この前の段階では、トルコが停戦監視軍を派兵したいというと、ロシアはにべも無く断ったようだ。今回のトルコでのロシアとトルコの会議が、この問題に進展を生み出すのであろうか、疑問が残る部分だ。
ロシアに言わせれば、アゼルバイジャンもアルメニアも元はソ連領土、よそ者には首を突っ込んで欲しくない、ということであろう。だが、現状ではロシアとアルメニアとの関係は最悪であり、何処までロシアの指導が効果を発揮するのか、不明な点はある。
それとは別に、アゼルバイジャンはトルコから、ドローンを大量に輸入し、次の戦闘に備えている模様だ。こうしたことから、トルコのチャウショール外相は、アルメニアが間違った行動を起こせば、相当のダメ-ジを受けることになろう、と警告している。
他方、プーチン大統領の健康に問題が生じている、というニュースが流れているが、このニュースはどちらに、味方するのであろうか、ロシアかそれともトルコか。
トルコの経済危機も語られており、ロシアもトルコも問題を、抱えているということだ。まだカラバフ問題の先行きは不明ということであろうか。