『コロナのワクチン米露どちらが有効か』

2020年11月14日

 アメリカとロシアがここにきて、コロナ・ワクチンの売込みに、力を入れている。アメリカの製品はファイザー社のワクチンであり、ロシアはスプートニクⅤを売り出している。アメリカのファイザー社のワクチンは、イギリスなどが既に買い付けており、日本も1億人分輸入したとされている。

 他方、ロシアのスプートニクⅤに付いては、イランが自国内で生産することを、決めてロシアと契約している。それはロシアとイランとの関係がいいことと、イランでコロナ患者が急激に、増加していることによろう。

 中国もコロナ・ワクチンを発表したのだが、ブラジルに送られた中国製のワクチンは、危険だとしてボルソローナ・ブラジル大統領が拒否した。多分、ワクチンを使用した人が、死亡したのであろう。あるいはブラジルのボルソローナ大統領が、アメリカに配慮してそのような、偽情報を流したのかもしれない。

 世界中を席巻するコロナは大問題であり、死者数も相当多くなっているため、各国ともにコロナ・ワクチンは緊急に、入手したいということであろう。韓国などはアメリカのファイザー社のワクチンを、日本が輸入したと大騒ぎだ。どうやら韓国はまだ、ファイザー社にもロシアにも、連絡を取っていないのであろう。

 このコロナ・ワクチンは21世紀最大の、ビジネス案件であろう。日本が早い段階で出したアビガンという名のワクチンは、何処へ行ってしまったのだろうか。相当安全であり有効と、当時医者たちから太鼓判が押されていたのだが。

 一説には、このアビガン製造元の会社の株を、トランプ大統領が相当買い占めた、という話もあった。私は、この薬は多分売れないだろう、と思っていた。世界的なビッグ・ビジネスとなるコロナ・ワクチンは、アメリカとロシアの薬品戦争になる、と思ったからだ。

 事の真相は分からないが、極めて残念なことではないか。