IS(ISIL)グループがウイーンで起った、テロ事件で犯行声明を出した。犯人はアブ・ダグナ・アルアルバーニ(アルバニア人)で、彼らはピストルとマシンガンを、携帯していたということだ。もう一人はマケドニアとオーストリアの二重国籍所持者で、クジュテム・フェイズライで20歳だということだ。
クジュテム・フェイズライもマケドニア人であり、オーストリア国籍になっている。この事件を巡ってオーストリア警察は火曜日に、18箇所を捜査し、14人を逮捕している。犯人のうち3人はオーストリアとの、二重国籍者の北マケドニア人だった。なお3人はオーストリア生まれであり、オーストリアで育っている者たちだ。
24人が負傷し、ウイーンの病院に運ばれ、治療を受けているが、一人は死亡し、10人は釈放され、13人は治療を受けている。この事件に関連し、スイス警察は2人のテロ容疑者を逮捕している。
イギリス政府は今回のテロ事件をきっかけに、テロの危険性のレベルを、一ランク上げSEVEREにしている。それはイギリスでもフランスでも、この手のテロ事件が、起きているからであろう。
一端、EUの国に入ると、その後のEU各国間の移動は自由だ。そうであるために、比較的武器が入手しやすい国で、武器を調達し、犯行に及ぶことが出来るし、仲間を集めることも、国境をまたいで可能なのであろうか。
陸続きの国家の危険性を、嫌と言うほど感じさせる事件であり、この情況はなかなか改善されまい。