トルコの主要企業のレートが、大幅に下げているようだ。ムーデイ社の報告よれば、それはトルコの中心的な企業8社と、ほとんどが含まれているということのようだ。この先トルコの経済はどうなるのか、という不安が沸いてこよう。
それらの会社には、コチグループ、OYAK、トルクセル、ツプラス、アナドールエフェス、エルデミル、コカコーラトルコ、シセムジャムは、全てレートを下げ、B2からB1となっている。
月曜日にムーデイ社のアナリストである、カールソンとレミーは、これらの企業は全て対外債務返済能力が、大幅に下がっている、と報告している。これはトルコ政府そのものが、金融難陥っているからだ、ということのようだ。
トルコの銀行群も然りであり、アクバンク、アルターナテフバンク、デニズバンク、HSBCバンク、QNBバンク、T・Zズイラーとバンク、トルコエコノミバンク、トルキエギャランテバンク、ハルクバンク、トルキエイスバンク、トルキエワキフバンク、ヤピベクレデイバンク、エクスポートクレデイバンク、デニズバンクも、危険な情況に陥りつつあるということだ。
これでは間も無く、トルコの経済は立ち行かなくなるだろう。遂にアメリカによる経済戦争が、トルコに向けて始まった、ということであろうか。アメリカはホットウオーはやらず、経済で敵国を締め付け、敗北させるという手法を取っているが、その対象にトルコもなった、ということではないか。
これに対して、エルドアン大統領がどのような対抗策を採るのか、実に興味深い。もし、このアメリカの攻撃からトルコを守りきれば、まさにエルドアン大統領は英雄、ということになり、対外的にも信用を勝ち得よう。