『中東短信』

2020年9月 3日

:トルコがIS幹部逮捕

 トルコがIS(ISIL)の幹部を逮捕いたようだ。トルコのマハムト・オズデン内相は、トルコ国内で幾つかの作戦を、計画していたIS(ISIL)の幹部を、逮捕したと語った。彼の語ったところによれば、IS(ISIL)は本部から命令があり、10~12人の戦闘員と計画を、実行に移そうとしていたということだ。

 一説には、今回の攻撃目標、はアヤ・ソフィア・モスクを・狙ったものだったということだ。もし、この作戦が実行されていたら、世界的に知られるアヤ・ソフィア・モスクは、灰燼と化していたことであろう。

 

:サウジアラビアとUAEがイエメンでクラスター爆弾使用

 サウジアラビアとUAEは、イエメンに対する武力攻撃を始めて久しいが、ここに来て、サウジアラビアとUAEが、非人道的として国際的に禁止されている、クラスター爆弾を使用したことが、明らかにされた。

 当然のことながら、このニュースは今後、サウジアラビアとUAEを、追い込んで行くことであろう。世界は両国を非難し、今後は武器の両国への輸出制限を、もっと厳しくするものと考えられる。

 

:エルドアン大統領ギリシャ船を沈没させろ

 トルコのエルドアン大統領は、狂気なのであろうか。東地中海の海底資源開発をめぐり、トルコはギリシャと緊張関係にあるが、そのトルコの敵であるギリシャの船舶を、沈没させろというのが、エルドアンの考える作戦のようだ。

 沈没させたい船は、ギリシャ海軍の船舶であり、一般の船ではない模様だ。そのエルドアン大統領の目的は、国内の支持を増やすことにある、というのだ。船舶の撃沈を一部軍幹部が拒否すると、それなら戦闘機など航空機を狙え、と言ったということだ。

 

:サウジアラビア反皇太子王族や軍幹部逮捕投獄

 サウジアラビアではサルマン国王の命令で、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子に反対する、王子たちが逮捕されているし、軍の幹部も然りだ。軍の幹部逮捕はイエメン戦争での、失敗の責任を取らされた、ということになっている。

 王族の逮捕は、明らかなサルマン国王による、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子擁護であろう。これまでも同様に王子たちが多数逮捕拘束されており、その事はいま、サウジアラビア国内では権力闘争が激しくなってきているということであろう。