与党AKPと連帯関係にある、MHPのバフチェリ党首が主張した、死刑復活について、野党第一党のCHPは猛反対している。そもそも死刑禁止になったの、は2004年からだが、MHP党首が9月2日に言い出したのは、今の情況下では死刑を禁止することは、相応しくないというのだ。
それはテロの増加などが、問題になっているからだ。CHP側もこの点は認めるものの、EUとの関係では死刑禁止を廃止し、死刑判決が出来るようになれば、EUからトルコの立ち位置は、ずれてしまうというのだ。
例えば、ギュレン・グループのメンバーの多数が、現在国外で暮らしているが、彼らに対する対応を変えるというのなら、話は別だということになる。
さて、これは最も重要な法改正の一つと思われるのだが、与党AKPはどうするのであろうか。もし、トルコで死刑が正式に、復活することになれば、エルドアン大統領へのヨーロッパ諸国からの、非難は増すことになろう。