『アメリカ裁判所サウジ皇太子調査』

2020年8月12日

 アメリカの裁判所は、サウジアラビアの、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子の、犯罪関与を調べ始めた。これは元サウジアラビア情報省幹部に対する、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子の、殺害関与についてだ。

 これはサアド・アルジャブリに対するものであり、サウジアラビアは暗殺チームをアメリカとカナダに派遣し、暗殺を謀ったという嫌疑だ。サアド・アルジブリは現在、カナダに住んでおり、警察と民間ガード会社警備員によって、厳重なガードの下で生活している。

 このサアド・アルジブリ暗殺部隊は、2018年10月にカナダに到着し、観光ビザでカナダに入り、暗殺を試みようとしたのだが、国境警備隊によって入国を許されなかった。なお、サアド・アルジブリはアメリカの情報部と、特別な関係にある人物だ。

 国連の幹部の語るところによれば、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子はカシオギ暗殺事件の、最も重要な容疑者だということだ。

 ここまで事件の裏側が明らかになってくると、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子の外国での行動は、常時監視されることになるし、場合によっては、逮捕され取り調べを受ける、可能性もある。

 そうなればムハンマド・ビン・サルマン皇太子は・国家を代表するような活動は・不可能となり、実質的に現在の立場から、遠ざけられるということだ。そうであるとすれば、次の権力者が誰になるのかが、今後の最大関心事項となろう。

 サルマン国王の健康状態も、大分問題になってきているこの時期に、ムハンマ・ビン・サルマン皇太子がここまで追い込まれると、サウジアラビアの権力内部には、確実に大変化が起る、ということであろう.