ここに来て、リビア問題をめぐる、エジプトとトルコの動きが急に騒がしさを、増しているようだ。トルコは既にリビアに派兵しているが、エジプトも派兵する流れに、なってきているからだ。
エジプト政府はリビア問題をめぐり、シーシ大統領がトランプ大統領と電話会談し、平和的な解決と、そのための停戦を合意している。加えて、エジプト議会はリビアへの派兵を認めることを決め、シーシ大統領にその旨を伝えた。
他方、アメリカの国防省はトルコがシリアで集めた傭兵、3800人以上をリビアに派兵していることを、明らかにした。これは述べるまでもなく、トルコの蛮行を非難する、という意味合いであろうし、それは今後、エジプトがリビアに派兵をすることに、正当性を与えることに、なろうというものだ。
こうなってくると、エジプトと一緒にリビアのハフタル将軍側LNAを支持してきた、アラブ首長国連邦や、サウジアラビア、フランス、ロシなども、より積極的な動きに、出るということであろう。