『アメリカ政府イランへの制裁緩める』

2020年7月21日

 アメリカ政府はイランの、新月社(赤十字社)に対する、外国からの援助を、許す方針だ。これはアメリカ政府が、例外として認めたものだ。 

 イランのカリーム・ヘンマーテイが、月曜日に語ったところによれば、アメリカ政府は新月社が外国から受ける、資金援助や物資の受け取りが、認められるということのようだ。しかし、このイランの新月社への寄付者は、アメリカではなく他の国々、ということになる。

 寄付される薬品や医療機器は、コロナ対策に用いられることになる。

 このなかで韓国はイランに対し、イランに対する資金の一部の凍結を、解除することになった。韓国は人道目的な医薬品や、その他の物資をイランに送ることになった。アメリカ政府はこのような人道目的の、物資のイランへの輸送を止めない、という方針だ。

 このアメリカ政府の方針変化は、近い将来、イランに相当額の凍結資金が、渡されるということでもあろう。食糧援助や医薬品も、そのなかには含まれよう。

 これはイラン政府にとっては、大成果であろう。イランではこれまで、多くのコロナ患者が出ており、イラン政府は対応に苦慮していたが、今回のアメリカ政府の対応変更で、大分和らぐものと思われる。これはロウハーニ大統領が数日前に語った、2500万人のコロナ感染という言葉が、効いたのであろうか。