『中東短信』

2020年7月14日

   

 今朝の主なニュースは以下の通り。

:アメリカがイランに報復やめてくれと懇願

:ホウシ・グループ・タンカー時限爆弾チェック認める

:イラン中国ドル抜き貿易拡大

:UAEがハフタル軍の石油阻止支援

:トルコ・リビア停戦拒否

:リビア停戦は利益にならないと国連

 いろんなニュースが中東から伝わってくるが、いまひとつ詳細は伝えられていない。タイトルを見れば、大体は分かるのだが、物足りない。

 中東からのニュースは、発進国の意図が働いているので、そのまま受け取るわけにはいかない。アメリカがイランに対して報復を止めるように懇願した、というニュースなどはそれであろうか。

 アラブ首長国連邦がリビアの石油生産と輸出を、阻止するハフタル軍の動きを支援している、というニュースはその通りであろう。

 トルコが今の段階では、リビアでの停戦に反対、というのもそのままだ。今止めてしまえば、これまでの苦労が、水の泡になるからだ。

 国連が現段階では、リビア停戦を維持しないのも然りで、ハフタル軍に対抗しているセラジ軍が、いま停戦になれば、リビアの分割に繋がるからだ。