シリア軍がIS(ISIL)と武力衝突した。この戦闘は木曜日から始まり、これまでにシリア軍側からは、18人のシリア軍寄り戦闘員が死亡し、IS(ISIL)側も26人が死亡している。戦闘では双方合わせて40人以上が、死亡しているようだ。
この戦闘はホムスに近い砂漠地帯で起こり、シリア軍側とIS(ISIL)側双方に、多数の犠牲者を生んだが、IS(ISIL)側は何としても、失地の回復を遂げたい、と思っており、戦闘が起こったということであろう。
こうした戦闘は昨年来起こっているが、シリアではこれまでに、2011年以来38万人の犠牲者を、生み出しているということだ。
先週の金曜日にはスクナにある、シリア軍の基地に対する攻撃も起こっている、とシリア軍のラミ・アブドルラハマン司令官は語っている。
このところ、IS(ISIL)による攻撃が続いているようだが、その規模は小さく、あまり大きな成果は挙げていないのではないか。もちろん、今回の双方の犠牲者数は少ない、とは言え無いかもしれないのだが。
こうしたIS(ISIL)側による攻撃が続いているのは、アメリカ軍の意向があってのことであろう。アメリカはどうしてもアサド政権を、打倒したいのかもしれない。