シリアにある難民キャンプの、デルズールやイドリブには、IS(ISIL)の子供たちが収容されている。そこでは過酷な生活が、彼らを取り巻いているのだが、そうしたなかで子供たちは、次第に過激化しているということだ。
IS(ISIL)の子供たちの、母親たちの語るところによれば、子供たちは劣悪な環境の下で、次第に世の中に対する敵意を、強めていると母親たちは、語っているとのことだ。その子供たちの凶暴化と敵意は、自分たちの父親に対しても、向けられているということだが、それは父親たちが子供たちに対して、乱暴な対応をしてきているからであろう。
暴力の連鎖、しかも内側に対してというのは、悲しい現実であろう。子供たちは大人たちと違い、一旦、火がつくと押さえが、利かなくなるからだ。そうした前例は、ナチのドイツの場合も、共産主義のソビエトなどの場合にも顕在化していた。
このような傾向に火をつけたのは、コロナの拡大によりIS(ISIL)の子供たちの、生活環境や食糧事情が、大幅に悪化したためだ、と説明されている。つまり、コロナはあらゆる人間社会で、強い影響を及ぼしている、ということであろうか。