『コロナへの世界の判断情況』

2020年5月 7日

 コロナが世界中に拡大し、大変な被害を生み出しているが、最近になって、各国のコロナ認識と対応に、変化が生じてきているようだ。コロナによる封鎖の解消時期については、総じて5月の末から6月、ということのようだ。

 加えて、封鎖を行わなかったスエーデンなど、幾つかの国では既に、コロナによる被害は解消の方向にある、ということだ。つまり、何事にも終りがあるという判断と、一定の拡大の後には終息の時機が来る、という考え方だ。

 逆に、イギリスやアメリカでは拡大が広がり、死者の数も相当数に上っている。今朝のテレビ・ニュースでは、トランプ大統領が一度決めた封鎖終了時期を、延長すると発言していた。

 イスラエルは国民の生命を守ることに、きわめて敏感な国だろうが、この国ですら、学校やマーケット、レストラン、バーなどの封鎖を、解除する方針でいる。一部では既に、始まっているようだ。

 イスラエルではコロナのワクチン開発が、大分進んでいるようであり、近く世界の市場に、売り出されることであろう。同時に、イスラエルでは各方面の学者たちが、コロナの今後を予測している。

 例えば著名な数学者は、ウイルスのサイクルを考え、コロナ・ウイルスは2ヶ月でその寿命を終える、と言い出している。寿命の終りが来れば、コロナ・ウイルスは自然消滅する、という考えかただ。

 それは確かにそうであろう。一時期世界で一番死者が出ていたイタリアでは、既に終息期に入ったし、中国でも韓国でも、終りの時期に入っている。ウイルスが移動して、拡大が遅れている地域から、逆に流れてくることも考えられるが、その場合は免疫が出来ており、それほど危険ではない、ということであろう。 

 こうした説が正しいとすれば、日本もあと2週間程度で、落ち着いてくるのではなかろうか。

 予断だが、イスラエルの学者によると、タバコはコロナ予防に役立つということだ。私のようなヘビー・スモーカーは、大いに勇気付けられた。