『中東のコロナとコロナの今後』

2020年4月21日

 中東でも世界の傾向と同じように、コロナが広がっている。なかでもトルコ、エジプトの拡大ぶりは凄いようだ。それに表にはあまり出てこないが、サウジアラビアも然りであろう。

 アメリカによって制裁を受けている、イランも然りであり、これらの国々では、千人単位の死者が出ている模様だ。トルコはイスタンブール市民による市民を支援する、食料パックの配布を始めているが、これは他の県でも似たような動きを、しているのではあるまいか、と思われる。

トルコは外国に対しても、支援活動を活発に行っており、その支援を受けた国には、イギリスも含まれている。アフリカ諸国に対する支援は述べるまでも無い。トルコは将来それが経済関係強化に繋がる、という発想と人道的な支援の発想が、あるからであろう。それは多分にイスラム教の教えが、影響しているのではないか。

サウジアラビアはイスラムの聖地、メッカとメジナを擁する国だが、このメッカへのハッジは遅延する模様だし、メッカでの礼拝も禁止している。そればかりか、ラマダンが始まるというのに(4月24日から)モスクでの例拝も禁じ、礼拝は自宅で行えというのが、政府の指導方針だ。

コロナに関しては悲しいニュースも流れてくる。家族の死者を葬るのに、自分の家の墓に埋葬できなくなるケースが、各地で起きている。死亡後はコロナ菌は死んでしまうのだが、死後もコロナ患者の菌が、他に及ぶと考えているからだ。

イスラム教では死者の埋葬は土葬であり、火葬は行われていないため、こうしたことが起るのであろう。コロナ患者を生み出した家族が、社会的な差別を受けるのも然りだが、これは日本でも起こっている悲劇だ。日本の場合は生きている人たちが差別されるのだからたまったものではない、医療関係者や子供に対する差別は、怒りを覚えるのだが。

さてそうしたコロナが、何時まで猛威を振るうのか、ということが取りざたされているが、これはかつてヨーロッパで大流行した、ペストなどと同じなのではないか。一定の犠牲者を挙げるまでは、コロナも大人しくはしてくれないということだ。

自然に起るこうした災害や病気は、結果的に一定の期間、一定の犠牲を生み出すことで、収まりが着くということではないか。分かりやすくいえば、ある程度の広がりの後には、次第に菌の強さが低減し、収まっていくのではないか、ということだ。

それは天変地異でも。共通部分がるかも知れない。神様仏様は、人間に反省させるため、一定の犠牲をというか、人身御供を求めるのかもしれない。

コロナの関連であることが、書かれてあった。それは一定の拡大の後には、収束するというものであり、人工的に創り出されたコロナは、その力が弱まって行く時期が自然に生まれた菌よりも短い運命にあるというものだった。人工的でない菌ならば、その猛威はもっと長続きする、ということだ。

アメリカでは相当の犠牲が出、感染者も死者も多数だ。それはアメリカでのコロナ終息期が、早いということではないか。中国は既に後退期には入った、と言われているが。