『コロナ効果が戦争を終結させる』

2020年4月11日

 

 これだけコロナが世界に広まると、コロなの恐ろしさに、耐えることも大事だが、逆にコロナの効能についても、見ておく必要があろう。コロナがはびこった結果、各国は戦争などしている暇は無い、といった考え方が広がりつつあるようだ。

 それが早い段階で現れたのは、イエメン戦争ではないだろうか。サウジアラビアはイランの革命防衛隊が、イエメンのホウシ派を支援しているため、コロナがイランからイエメンに、持ち込まれている、と判断したようだ。

 確かに、多数のサウジ兵がイエメンで、コロナに罹っているのであろう。最近では、地上戦の報告はほとんど出てこない。また、サウジアラビアの王族たちが、多数コロナに罹ってもいる、ということだ。公式発表では150人以上の王族が、コロナにおかされているということだ。多分、一般国民の罹病者の数も、相当なものであろう。これでは国家そのものが、危険な情況に追い込まれる、ということであろう。

 トルコも然りであり、トルコのマスコミは毎日、トップ記事で伝えている。そのコロナの恐ろしさが、一番明確に分かるのは、シリア戦線であろう。以前はトルコ軍の、勇敢な戦いぶりが、伝えられていたのだが、最近ではロシアとシリア対応に、合意したいというニュースが主であり、トルコ軍の活躍はほとんど、報じられなくなっている。

 トルコ軍のリビアでの状況についてはもっと酷く、全く報じられていないのだ。あそこにも、トルコ政府は数百人のトルコ兵を、送り込んでいるはずだし、シリア人の傭兵として、数千人単位で送り込んでいる。

 リビアの場合、シリアの傭兵が持ち込んだコロナが、トルコ兵にも感染し、戦闘など展開している、状況ではないのであろう。それでは帰国させ治療を施すかというと、それはトルコ本土の危険が、高まるということで、トルコ兵たちがコロナに罹っても、帰国させていないのではないか。こうした情況が今後も続けば、必ず国民の間から不満が出てきて、エルドアン政権は危険になるのではないのか。

 同様のことイランについても言える。イランはイラクとシリアに対して、革命防衛隊を送り込んでいるが、彼らのなかにはコロナが発症している、兵士たちがいるだろう。それが増えていけば、革命防衛隊員で戦争を継続することは、出来なくなろう。

 シリア政府も頭の痛いところであり、イランに対して撤兵してくれ、とは言い難いだろう。コロナが怖いかイスラエル兵が怖いか、そしてIS(ISIL)が怖いかの判断を、しなければなるまい。シリアに駐留するレバノンのヘズブラも、同じ状況にあるということだ。

 こうした情況を見ていると、イランもトルコもサウジアラビアも、間も無く戦闘を止めるのではないかと思える。それが体制を守って行く上で、最も有効な選択肢だからだ。コロナは戦争という大悪魔を、追い払ってくれる、現代の神なのかもしれない・