『シリア刑務所でIS大暴れ』

2020年4月 1日

 IS(ISIL)のメンバーが、シリアの刑務所から、逃げ出している。その刑務所はグエラン刑務所で、シリア北部のハサカにあるものだ。刑務所の壁が破壊され、ドアも壊されているということだ。

 刑務所内部は相当緊張が高まっており、現地のバリ司令官の説明によれば、米軍との協力で治安圧に勤めている、ということのようだ。その結果、一階部分はほぼ鎮圧に、成功したようだ。

 それでも刑務所内部からは、受刑者が大声で叫ぶ声が、聞こえてくる。その刑務所から何人が逃げ出したのかは、不明だということだ。ハサカの刑務所に収容されているIS(ISIL)メンバーは、ランクの低い者たちが多い、ということだ。

 これらシリア北部の刑務所の管理責任はSDF(クルドのミリシア組織)であり、彼らはアメリカ軍との協力で、刑務所を運営してきていた。しかし、一部逃亡者はSDFによって、逮捕されているらしい。

 今回のグエラン刑務所暴動は、多分にコロナの蔓延による、受刑者の健康問題が、懸念されるために、起ったのであろう。あらゆる場所で、コロナが大きな影響を及ぼしている、ということであろう。