『コロナの裏で何が今進んでいるのか』

2020年3月21日

 コロナによる災禍が、世界中で広がっている。イタリアやスペインなどでも、相当なもので、それにフランスやドイツが続いている。東ヨーロッパの諸国も同じであろうが、コロナ検査すら進んでないため、これらの国々での被害がどの程度か、明らかになっていないだけだろう。 

 イランではイスラム教シーア派の祭りというよりも、それ以前から続いている、ノールーズの祭りが、相当下火になるようだ。それは仕方の無いことであろう、多数が集まってお祭りをやれば、それがまたイランのコロナ患者を、増やすことになるのだから。イランでは受刑者の釈放85000人に加え、ハメネイ師の意向で、それに加え、10000人が釈放されることになった。各家庭は出来るだけ外出を抑えるように、政府の指示が出てもいる。

 そうした措置は、他の国々でも広がっている。イタリアではある街から隣の街に行くことすら、制限されているのだ。それほど厳しくしなければ、何処までもコロナ禍が、拡大するということであろう。

 さてこのコロナ禍が拡大し、世界中でパニックをこしている裏で、何かが進んでいる気がしてなら無い。中国が多数のタンカーを、ペルシャ湾に送り、安価な石油を買いあさっていることなどは、罪の無いことであろう。

 トルコの場合は観光立国であることから、コロナ禍の数字をごまかしているのではないか、と思えてならない。イランやイラクからのビジネスマンや政府関係者、そしてヨーロッパからの多数の観光客が、押し寄せているトルコで、コロナに罹っている人の数が、異常に少なすぎるのだ。

 それは新たなコロナの拡大を即すことになろう。またその結果、ヨーロッパなどではトルコ人排斥の動きが、活発化していくのではないか。既にその兆候は、ドイツなどでは顕著に、顕れ始めているのだ。

 アメリカはイランに対して、このコロナが拡大しているイランに対し、薬の輸出を自国だけではなく、他の国々に対しても、禁止しているのだ。それはイラン人に、出来るだけ多くのコロナによる死者を、出したいということなのであろうか。もちろん、イラン政府はこのアメリカの措置に対し、人道の問題であり、犯罪だと非難している。

アメリカによるこうしたコロナの締め付けは、他の国々に対しても行われているのであろう。また、コロナの拡大で経済が低迷している国々に対して、アメリカはドルの貸し出しを始めている。韓国は600億ドルのスワップがアメリカとの間で交わされたと歓喜しているが、実はこれは9月に返済が行われる貸付であり、その段階で韓国の多くの企業が、アメリカの企業によって、支配されることを考慮しておかなければ、ならないということであろう。コロナの拡大は一定の国の人口を減らし、経済に大きなダメージを与えるものだ、ということを忘れてはなるまい。