イラン政府は急速に拡大する、コロナの対応に資金が必要、と判断し、IMFに資金供与を、依頼したということだ。その額は50億ドルであり、イランはこれまでのIMFとの関係から、許容限度額以内と判断したようだ。
このイラン政府のIMFに対する要請は、イランの中央銀行総裁である、アブドルナセル・ハンマーテイ氏によって、なされたものだ。同時に、ザリーフ外相も同じ要請を、IMF側に行っている。
イラン政府としては、コロナ対策のために、緊急の資金援助が必要だ、という判断だが、それは高熱、呼吸困難などの症状が、多くみられるためだ。過去24時間の間に、イランでは75人が死亡し、死者数は429人に上っている。
過去24時間の間に、コロナ患者が1075人増えており、これまでの合計罹病者数は、10075人に上るということだ。これはイランに限らず大災難という判断が、出てしかるべきであろう。
このIMFからの資金借り入れに対して、トランプ大統領が横やりを、入れないことを、切に祈るばかりだ。トランプ氏自身も、コロナに罹っている、ブラジルのボルソナロ大統領と、先週の土曜日にフロリダで会っているが、そのことは、トランプ大統領も罹病する可能性が、あるということであろう。
もちろん、ボルソナロ大統領はトランプ大統領に会うまでは、コロナに罹っていることは、分からなかった模様だ。こうなってくると、金満国家の大統領ですら、コロナは容赦しない、ということであろうか。
あるいはコロナは初めて世界で、神の前には人間は皆平等だ、ということを、教えてくれるのかもしれない。その教えの後には、神が何とかコロナを終わらせて、欲しいものだ。