今年トルコでは、地方議員選挙が行われる予定であり、かつ大統領選挙の投票もある予定だ。そこで気になるのは、エルドアン大統領率いる与党AKPは、どの程度得票することが、出来るかということだ。
メトロポール社が1月に、行った調査によれば、与党AKPは33・7パーセント得票する、見込みだということだ。これに対し、野党第一党のCHPは21・5パーセントの得票が、予想されている。これに続き、クルドの政党DHPは、10・1パーセントの予測に、なっているのだ。
しかし、投票政党が未定の人たちの割合は、3・5パーセントあり、この票が与党AKPに全て流れれば、与党AKPは40パーセントに達することが、出来るということだ。
この40パーセントという得票率が、現実となれば、それは2018年の選挙の得票率よりも、2・5パーセント低いだけに、留まれるということだ。
支持政党を未定としている人たちの票が、全て与党AKPに向かうという前提であり、そんなことはあり得まい、従って、与党AKPが前回の選挙での得票率40パーセントを、確実に下回るということであろう。
その最大の原因は、トルコ経済の悪化だが、今後、劇的にトルコの経済が、改善することは望めまい。従って、今度の選挙では予測を、大幅に下回るのではあるまいか。