イランのスーパースターであった、スレイマーニ将軍のアメリカによる暗殺事件は、世界中を大いに驚かせた。そして、それは第三次世界大戦の始まり、と世界中の人たちを、不安がらせもした。
そして、それに続くイランのアメリカに対する報復は、世界中の不安を抱く人たちに、スワ戦争勃発と思わせもした。しかし、トランプ大統領もイランのロウハーニ大統領も、共に戦争に拡大する気はないと語り、一応の落ち着きを見せている。
だが、こうした国際規模の、危険なニュースの裏では、相も変わらずISとトルコやアラブの国々との、戦いが続いている。トルコからは新年の喧騒の中で、IS(ISIL)がテロ事件を計画していた、というニュースが流れてきている。
この事件はトルコ警察の尽力、事なきを得たようだ。IS(ISIL)はトルコの首都アンカラで、テロ事件を計画していた、ということだ。その実行犯4人は、逮捕され現在留置所に、収監されている。
今回の事件での特徴は、IS(ISIL)のメンバーが電話や、ビデオなどを使って、行っていた点だ。彼らは武器や爆発物を所持していたが、爆弾の製造のノウハウは、電話とコンピューター・ネットを通じて、入手していたということだ。
つまり、コンピューターがあり、携帯電話があれば、何処にいても爆発物の製造ノウハウが、学べるということだ。また、そのノウハウを送る側も、何処にいても可能だ、ということだ。
テロとは関係なさそうな、一市民に見える人物が、実は爆弾製造や他の武器の製造ノウハウを、テロリストたちに送っている、というのは実に怖い話ではないか。
科学技術の発展で、誰もがコンピューターを持ち、携帯電話を持つ現代では、これまで全く予測もしなかったような、事態が始まっているのだ。その危険から逃れ、防ぐためには、やはりコンピューターや携帯電話を、駆使することに尽きるのであろうか。
日本もその危険の埒外にいるとは限らない、