『トルコ与党AKP支持減らす』

2020年1月 3日

 トルコの与党AKPが、支持を減らしている、という結果が世論調査で、明らかになった。これは昨年12月に行われた、世論調査の結果だが、それによると、与党AKPへの支持は、1.5パーセント減少している、ということだ。

 世論調査はORC社によるものであり、36県で行われ、調査対象者は2980人だったということだ。これまで、与党AKPは全国で、32.7パーセントの支持を得ていたが、今回の調査結果では、31.2パーセントの支持だった、ということだ。

 これに対して、野党第一党のCHPは、23.4パーセント、野党第2党のMHPは14.1パーセント、クルドのHDPは8パーセント、IYI党は4.2パーセントということのようだ。またダウトール氏が立ち上げた、新党未来党は1.9パーセントの支持を集めている。アリ・ババジャン氏による結成が、予定されている新党も、ダウトール氏の新党と同じように、与党AKPの支持を奪う結果になろう。

 一方、エルドアン大統領への支持はと言うと、43.7パーセントで4.7パーセントの減少を示している。エルドアン大統領に対する不支持は422パーセントで大きな割合となっている。かつて20167月に起こった、クーデター直後のエルドアン支持率は、68パーセントであった。

 こうしたこともあってか、与党AKPはいま、党名の変更を検討している、ということだ。与党AKPの支持者の間では.党名の変更が必要だ、と考えている者が多いようだ。それは 選挙がいま行われれば、38パーセントの与党AKP支持者が、与党KAPに投票するが、40パーセントの与党AKP支持者は、新党への投票を考えている。それは与党AKPの新党名でもいい、ということであろうか。

 次第に支持率を下げている、与党AKPとエルドアン大統領は、党名を変更することで、この難局を乗り切ろう、ということであろうか。それはフェイク以外の何物でもない、と思うのだが。そこまで、与党AKPやエルドアン大統領は、追い込まれている、ということであろう。

 シリアでの戦争、エルドアン大統領が自慢するメガ・プロジェクト、イスタンブール大空港、そして新ボスポラス海峡建設は、莫大な費用を伴うだろう。加えて、エルドアン大統領は、リビアへの派兵も議会で決議し、近く実施されることであろう。それらの資金は、何処から来るのか。冷静に考えれば誰にも、分かることであろう。その先のトルコの経済苦も。