リビアの西側政府セラジ首相側が、リビアにおけるシリア軍の存在を否定した。曰く、これは宣伝のための、偽情報だということだ。
他方、リビア石油は戦闘が貯油タンクに、近づいているということで、操業を停止すると発表している。この貯油タンクは西側の、港の近くにあるものだ。
貯油タンクがある場所は、首都トリポリから、49キロ西側に位置する、ザーウイヤという街だ。
リビアは石油生産で、成り立っている国であり、この貯油タンクが破壊されることになっては、国そのものが、成り立たなくなろう。
トルコ軍がリビアに侵攻してくることが、ほぼ決定されたいま、そのトルコ軍がシリア兵を、伴ってリビアにやって来る、ということで、リビアの西側政府も、敏感になっているのであろう。
だが、西側政府が残存できるのは、トルコ軍の支援があってのことであり、トルコ軍はシリアで集めた傭兵軍団を、伴ってリビアに侵攻して来る、と言われている、その傭兵はトルコがいままで活用してきた、FSA(自由シリア軍)であり、シリアに居住するトルコ系シリア人、つまりトルコマンを活用するということのようだ。
FSA『自由シリア軍』とトルコマンが、全く異なる存在なのか、あるいは混合しているのか、までは分からないが、多分に混合しているものと、思われる。だが、トルコ政府はいまトルコマンを、集めているという情報を、流している。
そのFSA(自由シリア軍)とトルコマンが、別の存在であるように言う、トルコの意図は何処にあるのであろうか。