グロッサリーの商店主は、過去30年こんなことが、あったためしがない、驚いていると言っている。確かにそうであろう、現金が配られたり、貧困層が溜めた付けを、支払ってくれることなど、ありえなかったろう。
イスタンブールのアジア・サイドの、トズラ地区で起こっているのだ。住民は彼をロビンフッドと呼んでいるが、ばら撒いている金が、盗まれたものかどうかは、明らかになっていない。多分金持ちが,配っているのではないか、と思いたい。
ベイヨール地区やバサクシェヘル地区でも、現金が届けられており、それは夜に行われていたのだが、最近では明るい日中に、行われるようになっている、ということだ。
ある住民は立派な服を着た紳士が、1000リラ(1リラは約19円、つまり1000リラは約19000円)入った封筒を配ったと語り、この紳士は通りがかった少女に、50リラをくれ、他にも男の子も50リラ(50リラは役1000円)受け取った、と報告されている。
トルコの住民は最近インフレが昂じ、失業が激増しており、生活が大変な状態にある。それを見かねた行動であろうか。