シリアのアサド大統領がロシアの、ロシアテレビとのインタビュー、バグダーデイの死について、発言している。彼の語るところによれば、バグダーデイの死には、疑問があるということだ。
バグダーデイ殺害作戦は、トリックであり事実ではない。それは、ハリウッドの映画のようなものであり、科学フィクションでもない、単なるイメージ作戦だ。バグダーデイは多分さらわれて何処かに,隠されているのだろう。
トランプ大統領はバグダーデイの死後、彼は野良犬のように死に、臆病者だった、と毒づいている。こうしたバグダーデイの死に,最初に疑問を投げかけたのはロシアだった。ロシアは何の証拠も示されていない,と語っている。
同じ疑問を持つ者はイランにも、イラクや他の国にも、沢山いるだろう。ロシアのコナシェンコ准将はバグダーデイの殺害を嘘だと言っている。
トルコはシリアの体制打倒に、工作してきているが、その傾向は特に、7・15クーデター未遂後に、濃厚になっている。トルコの戦闘ドローンはハサカの村を攻撃し、その攻撃ぶりはイスラエルと同じだ。
欧米諸国はシリアに工作し、国民と政府が対立する構造を作っている。イギリスはイラン・タンカーを拿捕し、シリアに石油が届かないようにもしている。また。シリアは外国がミリシア(YPGやSDF)を支援して、シリアを弱体化しようとしている。
このニュースを読んでいると、いかにシリアがイスラエルや、トルコに腹を立てているかが、分かろう。また、アメリカやヨーロッパに対する、怒りは当然のことであろう。いずれにしろ、シリアのアサド大統領が自ら、バグダーデイの死亡は嘘だ、と発言した点が注目される。その意見はロシアやイランも、共有している。