『トルコ大学卒冬の時代』

2019年11月 2日

 トルコではいま、大学を卒業した若者たちが、就職出来ないで困っている。2004年の段階では、大学卒業者で仕事に、就けなかった者の数は、97545人だったのだが、今年は1240000人が、仕事に就けないでいる。彼らには未来も希望も無い、ということだ。

 その主な理由は、大学卒業者の数が増加していること、人口が増加していること、就職の機会が減少していること、などによろう。これとは逆に、高校卒業者の就職情況は改善しているようだ。高校卒業者の失業率は、47パーセントから25パーセントに、改善している。

 15歳から25歳のトルコの人口は、2000万人であり、550万人が教育を受けている。このうち600万人は仕事に就けず、教育設けず、職業訓練も受けていない。今後ん¥このような情況は社会問題を生み出していくものと思われる。