ヨーロッパ諸国でIS(ISIL)が、活動を活発化している、という情報が出てきている。その情報の出元が、アメリカ筋なのだから、放置出来ない。それはIS(ISIL)に対する、裏での支援がアメリカによる場合が、多いようだからだ。
確かに、良く考えてみれば、ヨーロッパ諸国はIS(ISIL)にとって、魅力的な場所なのであろう。多くの戦闘員がヨーロッパ諸国から、IS(ISIL)に参加していた。それはヨーロッパ諸国に、アフリカやアラブからの移民が多数おり、彼らは常に差別の対称に、なっていたということから、起因している。
彼らはその不満から、IS(ISIL)の活動に目覚め、参加するようになったのだ。もちろん、ヨーロッパ人の中にも、IS(ISIL)に参加する者は、少なくなかった。彼らは冒険がしたいという動機や、金儲けをしたいという動機、そして残虐な行為をしてみたい、という動機の者もいた。
彼らはそうした種々の動機から、IS(ISIL)に参加したわけだが、ヨーロッパに引き上げても、これといった仕事に就けるわけは無く、結果的に、IS(ISIL)の活動の延長線上に、いることになった。
彼らが結婚して生まれた子供たちも、IS(ISIL)による洗脳の効果で、将来はテロリストになるだろう、とヨーロッパ諸国では、懸念されている。つまり、世代を超えたIS(ISIL)効果が続き、ヨーロッパ諸国を不安に、陥れるということだ。
イラクやシリアでもそうだが、ヨーロッパ諸国には大量の武器が、放置された状態にあり、容易に武器を手に入れることが出来るし、爆発物を製造するのも容易だ。このためヨーロッパはある意味で、IS(ISIL)にとっては、天国なのかもしれない。しかも、人権団体の活動が、活発であるため、彼らを擁護し、匿ってくれる団体や個人も、少なくないのだ。
ところで、日本はどうなのであろうか?日本にもIS(ISIL)では無いが、犯罪経験者や、過激な考えを持つ者が、外国から相当入っているものと思われる。そして、彼らには人権団体が、支援に回っている。
日本の警察や検察は、そう甘くは無く、危険人物と思われる外国人は、相当調べ挙げられて、いるものと思われるが、日本の警察検察は、ヨーロッパのような乱暴な取調べは、出来ない事情にある。だが、今後はこの種の危険人物の入国は、増えることになろう。労働力不足や難民保護が、声高に語られているからだ。